2014年11月05日

ココアバター(カカオバター)

ココアバターバッド(下向き矢印)は、アオギリ科の常緑高木カカオノキの種子から得られる
IMG_7395.jpg
硬くてもろい淡黄色の脂肪です。
融点は32〜39℃で、古くから座薬基材に用いられてきました。
化粧品では、口紅やクリームなどによく使われています。
TeDeせっけんには、皮膚の保護力をアップし、
溶け崩れを減らし、硬さを出すために配合しています。
(ラベンダーのせっけんは、ココアバターではなくシアバターを配合しています)
今日は、ココアバターを配合した、クレイのせっけんを仕込みました。
IMG_6914.jpg
ココアバターを温めて溶かすと、
チョコレートのような甘い香りが部屋中に漂ってハートたち(複数ハート)
お菓子を作っているかのような雰囲気になりますが
ココアバターだけでは、まずくてがく〜(落胆した顔)とても舐められたものではありません。
ちなみに、カカオの種子から
脂肪分であるココアバターを除いて粉末にしたものがココアで、
製造過程で脱脂しないものがチョコレートです。
  参考図書:日本化粧品技術者会編「化粧品事典」丸善
       千葉栄一著「歯と香り」フレグランスジャーナル社

追記
ココアは、カカオの種子からココアバターを搾り取った残りを粉砕したものですが、
脂肪分は11〜23%程度残っているそうです。
また、チョコレートは砂糖やミルクなどが加えられています。
posted by 蒼 at 16:51 | Comment(3) | TrackBack(0) | せっけん作り
この記事へのコメント
ココアとチョコレートの
違いって
そういうこと!?

脂肪分がないのとあるのと。

チョコレート色
ココア色は、どこからきているのかなぁ
Posted by natonato at 2014年11月11日 12:36
クレイせっけんつかってます(*^_^*)

言われてみれば、たしかに甘〜い香りが……

まちがえて食べないようにしないと!
Posted by かおりん at 2014年11月12日 18:15
とても大雑把に書いてしまって失礼しました!
追記しましたが、ココアにも脂肪分が含まれていました。
カカオ豆を写真で見ると褐色のようなので、
非脂肪分にあのココア色がついているのでしょうか。

TeDeのせっけんは、見た目も美味しそうですものね・・・。
お餅?とか、ういろう?とお客さまから聞かれたことがあります(^▽^;)
Posted by nyamu at 2014年11月16日 21:26
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